「そうだったんですか!わざわざありがとうございます! そうだ、美織ちゃんにお礼言っておかないとなぁ」 間宮はニッコリと笑って言った。 純粋な笑顔が眩しくてしょうがない。 ちょうど信号が赤になったので、俺はハンカチで間宮の濡れている顔や髪をふいた。 「あ、ありがとうございます……」