俺様な数学教師に初恋しちゃいました。




「そうだったんですか!わざわざありがとうございます! そうだ、美織ちゃんにお礼言っておかないとなぁ」



間宮はニッコリと笑って言った。



純粋な笑顔が眩しくてしょうがない。



ちょうど信号が赤になったので、俺はハンカチで間宮の濡れている顔や髪をふいた。



「あ、ありがとうございます……」