「ねーねー慎ちゃん」 ふと、ひとりの女子生徒に話しかけられた。 クラスのリーダー格の女子、安部瑞希だ。 「あたし、慎ちゃんのリレー楽しみにしてるよ!」 「おう、楽しみにしとけ!」 俺は自身満々に答える。 「「先生ー、そんなこと言って2位とかだったら恥ずかしいですよ?」」 そんな生徒たちの声とともに、ドッと笑が起きた。