「待てよ」



俺は反射的に言って、間宮を引き止めた。



え? と不思議そうな表情をする間宮。



「それひとりで運ぶのキツいだろ。転ぶぞ」



俺は間宮の手からカラーコーンを取り上げた。



「そんな、大丈夫です!!」



間宮はそう言い、一生懸命首を振っていた。