「先生! このカラーコーン、どこに運べばいいですか?」 うしろのほうから間宮の声がした。 彼女は大量のカラーコーンを抱えて、足元がふらついている。 「それは、グラウンドの円に沿って均等に並べる」 「ありがとうございました!」 間宮はそう言って去ろうとする。