《慎二side》 ───…… ───────…… 体育祭がやって来た。 今俺がいるのはグラウンド。生徒や先生が円陣をくんで湧いている。いつも静かなグラウンドは、今にぎやかだ。 あれから何度か実行委員があったが、間宮とは特になんの進展もなかった。 あと、間宮はよく部活に来てくれてうれしい。 どうしてだろうな……間宮のことを考えると、口が緩む。 ……誰かに見られたらヤベェな、こんな間抜けた顔。 そう思って、表情を引き締めたとき。