そう思っていると、ひとり男の子が立った。 真面目そうな人だ。 「僕は副部長の長田祐太。3-Dです。よろしく」 次に立ったのは、女の子だ。ほっそりしていて、大きな瞳が印象的。 「あたしは3-Aの広野夕菜です。よろしくね!」 広野さんは、ニコッと明るく笑って言った。