「間宮さんね。びっくりだわ」 文字びっしりの書類から目を上げ、あたしを見てそう言ったのは白川さん。 他の子たちも、急にあたしが入ってきてびっくりしているようだった。 どうしよ、なんか居づらい……。 「そう、こいつは新しく入部した間宮萌だ。ま、俺がムリヤリ入れたんだけどな!」 「ああ、やっぱり。先生らしいです」 男の子が笑って言った。