《萌side》 ───…… ───────…… 「嘘っ! 萌、歴研入ることになったの!?」 朝の教室。 あたしはさっそく美織ちゃんに歴研に入ることを報告した。 思っていたとおり、美織ちゃんはすごく驚いていた。 「う、うん……色々あって……」 「へえ、よかったじゃん! 歴研は神谷先生の部活でしょ? 近づけるチャンスだね!」 美織ちゃんはうれしそうだった。