次の日も、また次の日も、

その次もまた次も、太郎は働きました。

おじいさんの代わりに芝を刈り、

おばあさんの代わりに畑を耕し、

村で大木が倒れたと聞けばかけつけて始末しました。

まるで以前と変わらない毎日でした。

しかし、太郎はおじいさんやおばあさんの顔を見ることをしませんでした。