たえは言いました。

「どうしたの?足が痛いの?」

男は黙っていました。

「わたし、痛みによく効く薬草を知っているわ。」

男は口を開きました。

「おまえは、俺が恐ろしくないのか?」

たえは答えました。

「怖くはないわ。なぜだかわからないけれど」