こんなところに太郎がいるなんて。

たえは息をのみました。

まさか、息子がこの地に足を踏み入れるとは。

たえは自分の考えの甘さを悔いました。

やはり会わなければよかった。

もし、太郎がこの地に戻ったと皆にばれたら、

太郎はひどい目に会うにちがいありません。

たえはうろたえました。