たえもまた、太郎が自分の子であることを確信しました。

赤ん坊を川に流すとき入れた桃が、

桃太郎の由来になったのでしょう。

そして父と母は、拾った子供を守る為に、

自分の娘の子供だと、でまかせを言ったのでしょう。

しかし、それは、実際でまかせではなかったのです。

拾ったその子は確かに、自分の娘の子供だったのですから。