しかしすぐに、この地に異形の者が生まれたとうわさになりました。

モリトの父と母は、赤ん坊を見て畏れ、いますぐ川に流すようにといいました。

そうでなければ、おまえもこの娘も、この地で暮すことはできないと。

モリトとたえは泣いて、この子とこの地で暮すことを請いました。

しかし、許されるはずはありませんでした