太郎はいつも腹をすかせて泣いていました。

乳の変わりに、

重湯や野菜の煮たものを食べて

空腹をまぎらわしました。

そんな生活であっても、

幸いなことに、太郎は丈夫で強く、

ぐんぐんと育ちました。