片想いから途中下車

コップを片手に冷蔵庫からアクエリを取り出す。


私はというと、その姿を見ながら、すいませんって感じで。


バタンっと冷蔵庫を閉めてから、


「あ」


「どうかしました?」


そう、聞くと、アクエリが顔につけられヒヤッとする。


なっ!?


「それ、持っとかないと何かあれじゃね?」


あー……あれですね。


お前、なんで後から行ったユウマくんが全部持ってんだよ、ってなりますね。


「なっ?」


ははって口を開けて笑うユウマくんにえへへ、って。


きっと、こういう気の回るとこも含めてキャプテン候補なんだろうなぁ。


なんて、冷静を装いながら今にもキュン死にしそうだ。


な?ってなってー。