片想いから途中下車

今、笑われたっ!?


そう、脳内で叫びながら振り返ると、


「ユウマくんっ!?」


そう、思わず叫んでしまった。


「うん、ユウマくんです」


クスクスと可笑しそうに笑うユウマくんの後ろでドアが閉まるのが見えた。


一体、いつ入ったんですかー!


っていうか、どこから私の愚痴を!


……ちょっと落ち着け私。


そう、笑ったってことは確実に、


『ってか、コップどこ!! それとホントは、すっごいユウマくんの走りみたい!!』


って言ったことは聞かれてる。


って、そこ一番聞かれたくないとこじゃんっ!