片想いから途中下車

あーぁ、ユウマくんの走り、見れたかもなのに。


まぁ、マネージャーだしね…。


「えっとー、コップって……」


キョロキョロと部室を見渡すも、なかなか見つからない。


「もー、持ってきてほしいならアクエリの位置ぐらい教えてくれてもいいのにさー」


まぁまぁ大きな声で言ってから、ドアが閉まってるか確認。


確認よーし、閉まってます。


「だいたい、私バスケ部のマネは今日初なんだし」


なんて、愚痴続行。


「ってか、コップどこ!! それとホントは、すっごいユウマくんの走りみたい!!」


「……ぶはっ」


……はい?