「彼方、体力なくなったな~」
「……うっせ」
試合の途中で力尽きてしまうくらい、
俺の体力は低下しているようだ。
女子の試合を眺めていると、
誰よりも笑顔で試合に参加する彼女が見えた。
「彼方さ、またバスケやろうと思わねーの?」
「………別に」
「ま、体力はかなりなくなってるけど。シュートは決まってたじゃん、さっきの試合」
「あんなの、ただの偶然だろ…」
「偶然であんなに決めるやついねーだろ」
ははっ…と、笑って軽く受け流しながら、
俺はふくらはぎのダルさを感じていた。
……こりゃ、明日は筋肉痛だ。
笛の音が、女子の試合終了を告げた。

