ーーー 「彼方」 どうにも落ち着かなくて、縁側で外を眺めていた時。 ふと顔を上げると、ばあちゃんが笑顔で 「心配しなくても大丈夫だ」と言った。 客間に入ると、布団が敷かれていて、 さっきよりも顔色が良くなった彼女が 身体を起こして座っていた。