君と、紙飛行機。





ーーー




「ま、今日はこのくらいでいいだろ」




航平の地獄の勉強会が終わった頃には、


外はもう暗くなり始めていた。




『ヨウヘイ・ヒナ』と書かれた部屋。


物音がしないことを不思議に思いながら、


航平とゆっくりと覗く…と。




「真由、柚ちゃーん…って、あれ?」


「…寝てる、よな?」




すやすやと、規則的に寝息をたてる4人。


散らばったオモチャたちを見て、


相当派手に遊んだことが推測できた。




「ちょー、真由…起きて」


「…ん~…こーへい…?」




目を擦りながら、やっと起き上がったマユに


「ありがとな」と、航平は言った。