君と、紙飛行機。





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「てか、普通に遅刻じゃん…」




早起きは三文の徳って、


ばあちゃんが言ってた気がする。


早起きしても遅刻する俺は、何なんだろう。


そんなくだらないことを考えながら、


いつも通りの足取りで教室へ向かった。




どうやら今は朝のHRをやっているらしい。


俺は平然とした態度で、教室に入った。




「真波~、また遅刻か」


「……外が暑いのが悪いと思う」




何回言われたか分からない担任の言葉を、


適当に受け流すのが1番だと俺は学んだ。




いつも通り席に座ろうとしたとき、


俺は違和感を感じた。




……誰もいなかったはずの隣の席に、


知らない笑顔の人がいたからだ。