そんなことがあってから、私はその子を自己中でリーダーシップが取れない子と、思い続けた。
関わらなくてもいい。
クラスが離れてそう思った。
なのに、なんで?
なんでその子がいるの?
自分の仲のいい子を取られ、勉強をしないその子が憎たらしくて仕方がなかった。
中間だけだから我慢しよう。
そう思った。
でも中間だけではなく、期末でも普通にいた。
我慢の限界は近づいていた。
テスト一日目まで三日。
いつの間にかほかの人たちも集まっていて……
でもその人たちと私たちは普段は別々にやっていた。
たまたま一緒にいた。
いつも一緒にいる竹橋の悪口を言っているその子。
最低だと思った。仲のいい子もその悪口に入る。
仲のいい子は竹橋と同じ部活で元同じクラスだった。
「竹橋ってなんかいつもさ……」
そんな話、聞きたくない。
私は竹橋はいい奴だと思っていた。
別に嫌いじゃなかった。
竹橋がいやなら一緒にいなければいいのに。
その子は一緒にいる人が居なかったから仕方なく竹橋を利用したのだと思う。
その時B組のドアが開いて副リーダーだった子が部活から帰ってきた。
「あ、みんなで勉強してる感じ?」
笑いながら入ってくる。
「そーだよ!」
誰かが言った。
少し焦ったし嫌な予感がした。
「えーそうなの!じゃあうちもここでやろうかな?」
ほら、的中。
「いいよー」
そう言ったのは後から入ってきたリーダーだった子。
は?なんで勝手に許可してるの?
また1人増える。それも嫌いな子。
もう嫌。
泣きそうだった。どうすればいいのかわからない。
下を向いて黙々と国語をやる私。
上を向いて喋ったら泣きそうで……
それを察した私の気持ちを知ってる同じクラスの子が来てくれた。
「大丈夫?」
そんなような言葉をかけられた。
私は下を向きながら答える。
「ほんとにもう嫌。」
多分声がふるえていた。
泣くのを我慢してたから。
「また増えるね。
ほんとにかわいそうに見えてきたわ。」
6人のメンバーではないこの子が教室内に居てくれたのはありがたがった。
「それな。」
泣いてはいけない。
泣いたら終わりだ。
だから無理に笑った。
嫌だからって私がそこから抜けなきゃいけないわけではない。
私の方が先にいたから。
でも“はぶく”なんてことしない。
それは自分も最低になるから。
毎回テストの時はこう思うようにする。
いない存在。
そうやって、我慢していこうとおもう。
関わらなくてもいい。
クラスが離れてそう思った。
なのに、なんで?
なんでその子がいるの?
自分の仲のいい子を取られ、勉強をしないその子が憎たらしくて仕方がなかった。
中間だけだから我慢しよう。
そう思った。
でも中間だけではなく、期末でも普通にいた。
我慢の限界は近づいていた。
テスト一日目まで三日。
いつの間にかほかの人たちも集まっていて……
でもその人たちと私たちは普段は別々にやっていた。
たまたま一緒にいた。
いつも一緒にいる竹橋の悪口を言っているその子。
最低だと思った。仲のいい子もその悪口に入る。
仲のいい子は竹橋と同じ部活で元同じクラスだった。
「竹橋ってなんかいつもさ……」
そんな話、聞きたくない。
私は竹橋はいい奴だと思っていた。
別に嫌いじゃなかった。
竹橋がいやなら一緒にいなければいいのに。
その子は一緒にいる人が居なかったから仕方なく竹橋を利用したのだと思う。
その時B組のドアが開いて副リーダーだった子が部活から帰ってきた。
「あ、みんなで勉強してる感じ?」
笑いながら入ってくる。
「そーだよ!」
誰かが言った。
少し焦ったし嫌な予感がした。
「えーそうなの!じゃあうちもここでやろうかな?」
ほら、的中。
「いいよー」
そう言ったのは後から入ってきたリーダーだった子。
は?なんで勝手に許可してるの?
また1人増える。それも嫌いな子。
もう嫌。
泣きそうだった。どうすればいいのかわからない。
下を向いて黙々と国語をやる私。
上を向いて喋ったら泣きそうで……
それを察した私の気持ちを知ってる同じクラスの子が来てくれた。
「大丈夫?」
そんなような言葉をかけられた。
私は下を向きながら答える。
「ほんとにもう嫌。」
多分声がふるえていた。
泣くのを我慢してたから。
「また増えるね。
ほんとにかわいそうに見えてきたわ。」
6人のメンバーではないこの子が教室内に居てくれたのはありがたがった。
「それな。」
泣いてはいけない。
泣いたら終わりだ。
だから無理に笑った。
嫌だからって私がそこから抜けなきゃいけないわけではない。
私の方が先にいたから。
でも“はぶく”なんてことしない。
それは自分も最低になるから。
毎回テストの時はこう思うようにする。
いない存在。
そうやって、我慢していこうとおもう。

