―そんなに優しく言わないでよぉ
優くんの笑顔があまりにも眩しすぎて、顔を見れなかった。
次の日…

「おはよー、優くん♪」
「ぉはよ、のーあ!!今日も可愛いね。」
―かっ、可愛い!?
ふざけてるのかこの人は。
「っ。んえ?」
突然のことに驚いてしまった。
「乃愛、俺のこと呼び捨てにしてよ。」
「え、でも…」
「いいから、ね?」
優くんがキラキラした笑顔を私に向けた。
―あ~やばいな絶対に
この人は、神様なのか? そうなのか?
「ん~?」
「何考えてんの?もしかして乃愛…変なことでも…」
ニヤニヤしながら優くんが言った。
「んなわけないでしょ!?いい加減にしなさい。」
―もぉー
なんなのこの人は
怒った私に、
「乃愛、ごめんって…な!!」
そう言いながら笑顔で私を見た。そして、わしゃわしゃっと頭をかいた。
・・・・・
―その笑顔は、ズルい
ズルすぎるよぉ
やっばいよぉ~
好きになりそう
自分の気持ちに気付き始めた。