教室に戻った私に、美那が話しかけてきた。
「っで、何の話だったの?教えてよぅ。」
ニヤニヤしながら言う美那、
「…あ、うん。あのね…」
今までのことを全部話した。
「うっそ!?じゃあ、さっきの子と付き合うの?」
「うん、そうだよ。」
―でも
結斗くんに申し訳ないな
前に進まなきゃな
「そっか!!今度、Wデート行こうね♪」
美那が満面の笑みでそう言った。
―Wデートか…
優も一緒だよね
当たり前か…
どんな顔をすればいいのかな

窓の外を眺めながら深い溜め息をまたついた。