唯side
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「唯〜、今日は休みだけど、ちゃんと起きなさい、っ!」

バサッ!



「おおぉぉ、、あ、でもあったかーい、、♪」



只今ごろごろしてる、唯ちゃんでございますん♪



「ちょっ、、、こら!ぬくぬくしてるからってずっと寝てないの!朝ご飯抜きにするよ!?」



「え、、、わ、わっかりました!起きます母上っ!」←



「それでよろしい。ほら、さっさと着替えてね?修行もあるんだから。」



この方は私の母さん。今、"修行"って言ったけど、それはまだひーみーつっ♪、、、あ、キモいね、ごめん((



「はーいっ♪」



パタン、



「まぁ、、、布団は剥いでもあったかいけどさぁ、、、」



昨日の実践で疲れてんのよこっちは。



「えー、、と、あ、あった。これこれー♪」



昨日の疲れを癒すため、お気に入りの"能力"を上げる服を着る。



少しすると、下から「遅いぞ〜、」という声が聞こえた。



「はいはい、ったくもー、、」



とたとたとたっ、



階段を素早く降りて、今日、12歳の誕生日を迎えた私は、あの頃を思い出していた。