今俺は、椅子に座った数日の前に気を付けをして、お説教を受けている。

「で、何であんなこと言ったんでしょうかね~?」
数羊の声はいつもの柔らかい声だったけど、腕を組んで、俺を見上げていた。

「その…もし『違う』って言ってたら、お前、白蛇に酷い目にあってたかもな…って…。本当にごめん!!」
「あ、そういうことだったんだ!!」
「え?」

「僕、てっきりからかわれてるのかと思って、悔しくて怒ろうかと思ったんだよ!!」
数羊はへにゃへにゃと背もたれに倒れこんだ。

「俺に説教するの…そんなに怖かった?」
「そりゃ…ね…アハハ。」
俺…そんなに怖がられてんだ…。

「ところで、漆歩くんはこないだのテストは、一桁はあった?」
「…どうしていきなりぃ!?」
やべっ…声裏返った!!
「先生に頼まれちゃったの…。漆歩君の勉強を見てやれって。」

マジかよ…。

「僕が教えるからには…文系は出来るようにね!!」
「え、理数系は?」
「…捨てて。」

えー。