男はフッと笑う。
「女なんて余るほど相手してきたから」
そう言って私から離れて行く男。
なっ、なにあいつ…
軽すぎる。ぜったいヤリ○ンだ。
私は変なやつに絡まれてしまったと思いながらも、手に持っていた雑誌をレジに持って行き支払いを済ませた。
その後服屋も色々見て回り家に帰った。
「あ、優〜?テレビにでてるわよー」
家に帰った瞬間お母さんが言う。
ん?テレビ?
リビングに行くと、テレビには蓮斗がうつっていた。
「えっ!なにこれ!」
蓮斗が今日テレビ出るなんて全然知らなかったぁ〜。
えっ!しかもこれ私が今日行ってたショッピングモールじゃない?
「ほら、このショッピングモール先週出来たばかりでこの辺では1番大きいとこでしょ?それできたみたいよ。生放送だって」
うっそーーーーー!
私のバカバカ!
ちゃんと情報もってれば…会えたかもなのに。
落ち込みながらテレビを見る。
あーやっぱりかっこいい…。

