憂鬱な時間はあっという間で。
気づいたらもう学校は終わり時間は16時30分。
行かなきゃ…
本当に蓮斗は来るのかな…
蓮斗と会えるだけでも嘘みたいなのに、抱きしめられて、連絡までとっちゃうなんて…
駅前にはすぐに着いた。
それから10分くらいして、目の前に一台の車が止まった。
うわ…高級そう…
って、私邪魔?
……こんなとこで止まらなくてもいいのに。
そう思いながらも、どこうとしたら車の窓が開いた。
「乗って」
えっ…まさかの蓮斗。
私は言われたとおり後部座席に乗り込んだ。
運転席には蓮斗ではない男の人が乗っていた。
うわ…またまたイケメン。

