多分会えてたかもしれないのにって言う落ち込みだと思う。
「そっ…そだねぇ。あは、あはは…」
これ、やばくない?
かなりやばいよね??
ど、どうしよう…
あ…
確かあの時番号って言って私に紙切れくれたよね?
あれ、もしかして…
ポケットの中にはあの紙切れが入っていて。
私は意を決してその紙切れを持って教室を出た。
そのまま屋上へ来た。
…のはいいけど。
かけちゃっていいのかな?
迷惑、じゃないかな?
「…でも、渡してきたのは蓮斗だし」
いいよね?
それに、この事言っておかないと。
思い切ってその番号を押した。
発信ボタンを押す。

