【完結】ホイクメン!

早速動き出したのは実花先生。


彼女は昨日信明先生が挨拶に来た時から、もう既に彼の事を気に入っていたのだ。




「おはようございまぁす!

わからない事があったら何でも聞いて下さいね~!!」




やや声の色を甘くして、ニッコリと可愛い笑顔を見せる実花先生。


そんな彼女の様子を見た幸穂先生。


実花先生の変わり様にドン引きし、顔を引き攣らせていたのは言うまでもない。




「保育に関する指示は、クラスチーフの藤子先生に仰いで下さい。

藤子先生は今日延長保育当番なので、この後10時に出勤してきますから。」




クラスチーフはまだ出勤していない。


私は彼に、今日の“中番”もとい9時出勤のシフトの仕事を一通り説明する事した。