「優香!?葵がどうしたって・・・?」
やはり信明には彼女の姿が見えていないようだ。
姿はぼんやりとしているが、彼女は防波堤の消波ブロックに腰掛け私をじっと見つめている。
その表情はとても安らかで、生気は無いものの敵意は感じられなかった。
「信明・・・。
私・・・、葵さんが見える・・・!!」
「はぁ!?どこに・・・?」
「あそこ・・・!!
防波堤の消波ブロックの上!」
もっと近付きたかった。
だけど私の足はわずかにしか前に進めず、急いでそこへ向かいたいのに、何かに拒まれるような感覚に陥っている。
やはり信明には彼女の姿が見えていないようだ。
姿はぼんやりとしているが、彼女は防波堤の消波ブロックに腰掛け私をじっと見つめている。
その表情はとても安らかで、生気は無いものの敵意は感じられなかった。
「信明・・・。
私・・・、葵さんが見える・・・!!」
「はぁ!?どこに・・・?」
「あそこ・・・!!
防波堤の消波ブロックの上!」
もっと近付きたかった。
だけど私の足はわずかにしか前に進めず、急いでそこへ向かいたいのに、何かに拒まれるような感覚に陥っている。

