ドキドキが止まらない。


だけど今は、しっかりと信明の話を聞いてあげなきゃ・・・。




思いとは裏腹に熱くなる体。


我ながらいやらしいと思いながらも、初めて信明がここに来た時に見せた逞しい体をつい想像してしまう。




「あのさ・・・、俺・・・。」




何かを告白しようと、私よりも先に言葉を発した信明。


その言葉は、私が期待していたものと違っていて・・・。




「本当に不甲斐なくて最低だと思うんだ・・・。」




自己嫌悪に陥っている信明。


こんな彼に、私はどう言葉を掛けてあげればいいのか・・・?