―――まだ帰っていなかったんだ・・・。
信明は17時半、実花先生は18時に勤務を終えているはず。
それなのにあの2人は、特別何か仕事をする訳でもなく事務室の椅子に掛け他愛のない話をしていたのだった。
「お疲れ様ですっ!」
2人の話に割って入るかのように。
私は書類棚から延長保育日誌を取り出し、会話する2人のすぐ傍の机にやや乱暴な音を立ててそれを置いた。
きょとんとして私を見つめる信明。
実花先生はそんな私の行動にも動じない。
「・・・でねー、ヨウちゃんったら本当に可笑しいの~!!
もう可愛くって仕方なくってぇ~・・・―――」
耳障りな会話を無視しながら、私は急いで延長保育日誌を書き上げた。
そして元の棚に日誌を戻し、私は信明に向かってわざとらしい口調でこう告げる。
信明は17時半、実花先生は18時に勤務を終えているはず。
それなのにあの2人は、特別何か仕事をする訳でもなく事務室の椅子に掛け他愛のない話をしていたのだった。
「お疲れ様ですっ!」
2人の話に割って入るかのように。
私は書類棚から延長保育日誌を取り出し、会話する2人のすぐ傍の机にやや乱暴な音を立ててそれを置いた。
きょとんとして私を見つめる信明。
実花先生はそんな私の行動にも動じない。
「・・・でねー、ヨウちゃんったら本当に可笑しいの~!!
もう可愛くって仕方なくってぇ~・・・―――」
耳障りな会話を無視しながら、私は急いで延長保育日誌を書き上げた。
そして元の棚に日誌を戻し、私は信明に向かってわざとらしい口調でこう告げる。

