言葉を躊躇しながらも、准一は私に視線を向け何かを訴えている。




私と“同じ”と言った彼の言葉の真意。


それは、もしかして・・・。




「俺も優香の事、ずっと見てたから・・・。」




「嘘でしょ・・・!?」




信じられない。




ずっと友達だと思っていた。


中学生の頃から5人でワイワイやって、男女の垣根などなく気楽な付き合いを続けてきたのに。




真琴と翔平の結婚報告を聞いて驚いたように、私は彼らを恋愛対象として意識した事がなかったから・・・。