「俺も雨を浴びて濡れてしまったんで、勝手にハンガー借りました。

そしたら優香先生、俺のTシャツまでべちゃべちゃになっていた事に気付いてくれたんですよね。」




信明先生のTシャツは濡れ、その体も冷え切っていたらしい。


そんな彼を心配した私は、素面では絶対に有り得ない大胆な行動を取っていた・・・。




「俺の服を脱がせて、“風邪惹くからベッドに入って寝ろ”って。

まるで、小さな子どもを寝かし付けるみたいな口調で・・・。

そしてそのまま、俺の隣に来て寝息立ててるんですもん!!」




「あー、恥ずかしい!!

もう信明先生と顔合わせられませんっ!!!!」




この結果が今朝目の当たりにした現状を生んだ。




余りの恥ずかしさに俯く私。


だけど彼の体は、未だ私に寄り沿ったまま・・・。