「冗談ッスよ!

でも優香先生がベッドに誘ってきたのは本当。」




「あ・・・!!」




悪戯な笑みを見せ、信明先生は昨夜の出来事を私に話してくれた。




その内容は穴があったら入りたくなるようなもの。


それでも、もう今となってはもう取り返しがつかない。




「優香先生、幹事なのに酔い潰れちゃって。

友枝先生と俺で、この家まで連れてきたんですよ。」




昨夜“山桜”を出た時、弱い雨が降っていたそうだ。




信明先輩と友枝は酔い潰れた私を引き摺り、“山桜”から歩いて10分程の私の自宅まで送り届けてくれた。


そして雨に濡れたカーディガンを脱がせ、信明先輩は私をベッドに寝かせてくれたらしい。