「やだ・・・。」




腰元に絡んでいた腕に力が入る。


露わになった彼の上半身が私の腰に巻き付き、彼は寝惚け眼のまま私の体に頬ずりをした。




「優香先生が誘ってきたんだろ?

それなのに、昨日はそのまま寝ちゃうんだから・・・。」




「えっ・・・!?

あっ・・・あぁ、嘘でしょ・・・!?」




記憶にない事とは言え、なんと大胆な行動を取ってしまったのだろう。




恥ずかしくて顔から火が出そう。


耳まで真っ赤になっているであろう私を見つめ、信明先輩はフフッと声を漏らして笑った。