「杏菜〜!!!ちょっとちょっと!今悠雅くんと喋ってなかった!?」

小学生からの友達の凛花。顔よし、性格よし、頭の良さよし、すべてがパーフェクトなわたしの憧れの女の子。

「あー、もう。ちょっと!杏菜聞いてるの??」

「え!?」

「はぁ…まったく杏菜はぁ…」
「悠雅くんだよ!天宮悠雅くん!!!」

(天宮…悠雅…???)

「誰それ?」

「は!?さっき杏菜に声かけてた超絶イケメンじゃん!!!」

(あ…わかった。手つかんできた人だ…)

「絶対あれ杏菜のこと狙ってるって!!!杏菜超絶美人の上に可愛すぎるもん!!!」

「そんなこと絶対ないって!!わたしが通ろうとしてたから…それに!可愛いなんて凛花に言われたくないよ?」


「何言ってるの!?悠雅くんはともかく!!!あのうちのクラスに群がってる先輩達!全員杏菜見にきたんだよ!?」

「は…?そんなわけ…」

ふと見ると群がってる先輩全員から視線を感じる。

「ははっ…きっと違うよ。ニコ」

「杏菜いい加減自分が輝きすぎてることに気づきなさい。」

「凛花ありがとね…」
「ダイスキッ♡」ガバッ

こんなこと言ってくれるの凛花だけだなぁ。って思って抱きついた

「あたしも杏菜大好き〜♡」