この3日間、私はほとんど授業を聞いていない。
お昼が楽しみで、先生の言葉なんて耳に入らない。


キーンコーンカーンコーン


ようやくやってきた、お昼ご飯。

斎藤くんとの、いつもの場所に行く。


人が少ない屋上。

「斎藤くん、お待たせっ!」

トイレで髪をチェックしてたら、少し遅れてしまった。

「いいよ、食べよっか。」

そう言ってお弁当箱を広げる斎藤くん。