でも、そうだよね。
あたしが“ごめん”って言った時の樹の顔、今でも鮮明に覚えてる。
すごく悲しそうで、傷ついた顔。
「まぁ、でも気にしなくていいよ。アイツも凛子の前ではいつも通りにしてたし。好きでもないのに付き合うってのはね」
「う…うん」
好き…か……。
今まで4人でいた時はすっごく楽しくて、…樹の事を幼馴染って以外には見た事がなくて…。
「よ…よく、分かんないんだ…よね。好きって」
「……そーね、好きって気づいたらなってるって言うし。あたしもよく分かんないしから焦る事ないない」
「…そ…そっか」
そうだよね、焦ることなんかない。
まだ一緒に居られるんだから。
ー…そう、思っていた。

