玄関に出ると皆がいた。
「ごめんね、見送りなんて」
「担任に言ったら即オッケイにはビックリしたけどな(笑)」
「ふふっ、そっか」
こうやって何時でも会えなくなるなんて想像もしてなかった。
これから、誰も知らない人たちに囲まれての生活。
怖いよ、不安だよ。
「…なんかあったら、連絡しろよ」
「あら♪凛花には本当に優しね?樹」
「うっせ」
「こらこら、2人とも。凛花の見送りは」
「ううん、このほうがいい。いつも通りの方が」
だけど…大丈夫。
「無理すんなよ、凛花」
「ありがとう、雪斗」
「こまめに連絡しなさいよ」
「うん、奈津」
「たまには帰ってこいよ」
「またね、樹」
行ってきます。

