慌ててケータイの画面を覗く。 暗い画面に、今にも泣きそうな自分が映し出されていた。 「なんか…あったのか?」 「……~~っ」 樹。 ……樹。 フワッ…。 ふと、優しい香りがあたしを包み込む。 「い…」 「言いたくねーならいいけど、泣くのは無理するな。こうしてれば俺には見えないから」 泣きそうなあたしを樹は優しく抱きしめてくれた。 「ふっ…」 樹の…バカ。 我慢してたのに、こんなに優しくされたら泣いちゃうじゃない。