「樹…あたし“好き”とか全然分かんなくて、その…もう少し時間が……欲しい…の」 きっと、離れがたく思う気持ち。 顔を見た時安心する気持ち。 きっと、答えはすぐそこにある気がするからー…。 「い…つき?」 あたしの言葉を聞く樹は、安堵表情を浮かべていた。 「や、ごめん。ホッとして」 「え?」 “はぁぁぁぁーーー”と大きなため息をついて、樹がその場にしゃがみこんだ。 「だ…大丈夫?」 「もうほんっと、怖かったっつの。また“ごめん”って言うから迷惑だったかなぁとか考えちまった」