日本、東北地方の山奥にその学園はある

ー起立……、

嵐ヵ丘学園は全校生徒2800人程
嵐ヵ丘学園の特徴とは、日本唯一の魔術連合会に認められた、学園であり、魔力が高いものは、比較的試験なしで入学出来る仕組みになっている

嵐ヵ丘学園にも大きく二つにわかれている
一つは、普通科及び特別科二つの計三つある
もう一つが、神話科及び戦闘科、こちらは完全裏ルートであり、どれほど頭が良くても魔力の数値によっては入れる人と入れない人で分かれてしまう

前者は、金持ちの坊ちゃんお嬢さんが、多く、後者は特別に引き抜かれた人ばかりだ
つまりこの学園は普通ではない

この先この日本も軍隊を持つという噂があるが、この学園がある限りそれも近いうち実現するだろう

私は今年神話科に入ることとなり、生徒会長の叉慧先輩にうまくのせられては生徒会の雑務を行う日々、習うことを除けば普通の高校生、でも神話科と戦闘科は外出禁止だし、普通科との関係も一切ない
それは、戦闘科と普通科を離すためと言われたが実際は嵐ヵ丘学園の秘密をバラさない為だろう
 
「薫?ホームルーム終わったわよ?」
「え?」
「もう、ぼーっとしないの!」

真理子さんが気づいたら私の前にいて笑っていた、綺麗な黒髪を靡かせて紫の目が私を見る

彼女は嵐ヵ丘学園小等部からいるらしく現在は生徒会副会長だ、優しく上品で生徒からの信頼も多く憧れる人だ

「今日は大事な会議があるって、いったでしょう?」
「す、すみません…、」

長い廊下を歩き生徒会室にはいると叉慧先輩がコーヒーを飲みながら花に水をかけている最中だった、

「やぁ、二人とも遅かったネー」
「薫がうたたねしてたのよ、さて、始めましょう」
「ううっ、すみません………、」
「まー、薫だって眠たい日ぐらいあるよ、今回の会議の内容だけど、今回はかなり、やばいヨー」
「イヴァレータ国から?転校生…、」