(*ここから本編だよーん)

立っている俺を見上げながら、スギテルは聴く。

「彼女作るって言ったって、お前、そんなもん急に出来ねーだろ」

「いや!俺だって伊達にお前と何年前もお隣さんやってるわけじゃない。
いいか、お前はモテる。しかしだ!競争率は果てしなく高い。その熾烈な争いに負け、疲弊したところに"俺".という手頃な存在がいれば?」

スギテルは驚いた様子で俺を見て、

「単純すぎる気もするが、可能性はあるな。
お前、そういうことの頭の回転は早いんだな…」