はじまりはうしろから


・・・嘘でしょ?
まさかの、まさかの、まさかの!

美麗と離れてる・・・。


「嫌だ!やだ、やだ、やだー!」


ものすごい大きな声で叫んだ。
周りの人達も若干・・・いや、かなり見ている。



ちなみに、美麗は1組。私は5組。

この学年は5クラスのみ。
つまり、1番離れたということ。


「まぁまぁ、落ち着きなさい。」


美麗は何で、そんなに落ち着いてるのー?


「だって・・・。美麗が居なきゃやだもん。友達なんて出来ないよ・・・。」


「ほら、また。自分で勝手に決め込んでたら出来ないって言ったでしょ?」


「だって~・・・」


「だってじゃない!別に一生離れる訳じゃないんだからさ。
ほら、教室行くよ!」