玄関で靴を履いてると叔母さんが近寄ってきた。 「彩花ちゃん。はい、お弁当」 「あ。ありがとうございます…。いつもすいません」 「いいのよ!お礼なんか!!」 「…はい。じゃあ、行ってきます」 ガチャ…と玄関のドアを開けながらおばさんに言う。 「行ってらっしゃい!帰りが遅くなるときは連絡してね!」 「気を付けてな―!」 おばさんがそう言うとリビングからおじさんの声も聞こえた。 バタン、と玄関のドアを閉め空を見上げる。 「………はぁ」 いつもの空の青さだった。