久しぶりに、ぅぅん…。

忘れていた、ぬくもりに。

求め続けていた、心からの
ぬくもりに触れられた。


水樹【みずき】に
逢えたけど …だけ ど




『麻?!!!』



麻は 輝きを 放ちながら
静かに 、散っていく。


魂としても、死んでしまったか ら。



『お兄ちゃん?!

水樹?! ?!! 麻!!!』



死神が 不気味に笑う。



『愚かな、まさ か
自分から 死にに来るとは』



『…こんな の
あんま り 』



わたし は 麻を 殺し た。

愚かは わたしだ…。


死神が あとを つけていることも

知らないで……。


なんで?逃げなかったの?


いくら、悔いても
失ったあとからでは

も、う


遅かった……。