何を?思ったの か?
麻は いきなり

わたしに kissをした。



『な!!!』っ!



『こうすると…

起きれないか?』



しか し、真っ白な
病室に 眠る、始音の、め
が 、再び 、動く事は

なかった。



『だめ か…。

遺体に kissをしても 』



『ごめんなさい …』



『それな ら……。

おまえに kissを する』



わたしのからだは
麻を すり抜けた。



『しお…ん 』



『麻 ……』



しばらくして
麻は わたしに 言葉を
投げかけた。



『俺 、これから
どうしたら いいんだよ!!!』



『………………』



『おまえのいない
世界なんて………

って か

なんで?今なんだよ…

もっと、愛が
冷めてから に

せめ …て してくれた ら』




『………………』



『駄々 、こねるんだ ね
お兄ちゃん でも 』



『…こねるよ

しおん が 死んで

しまったから 』



わたしは 今まで
麻の 何を 見てきたのかな…


いつも、強かった
お兄ちゃん……


それなのに

まるで 子どもの様 。



それに、あのフードを
被った 人が

言っていた、麻との
因縁も、わたしは
気になり始めていた。