「いらっしゃいませ~・・・ってあれ、蒼太?久しぶりだなぁ」
「ご無沙汰してます。晴さん元気でしたか?」
「おーおー元気って・・・あれ、そちらは?」
お店のマスターだと思われる男性の視線を感じ、慌てて頭を下げる。
「あ、同じ会社で働いてます三国涼子と言います。はじめまして」
「俺の先輩なんだ」
「そうかそうか。ゆっくりしてってくれよ。蒼太、いつもの場所でいいか?」
「お願いします」
そう言うと中村君はお店の奥にある窓際の席へと座った。
あれから中村君に連れてこられた場所は、
ビルの間にあって正直目立たないようなところにあるダイニングバーだった。
外は古びて見えたけど、中に入るとそのギャップに驚いた。
綺麗でとても洗練された空間だったから。
決して広くはないけれど、店内はお客さんで埋まっていた。
「こういうところ涼子さん好きでしょ?」
「え?」
「ここは俺が学生時代バイトしてたところなんです。基本夜だけなんですけど、こうやって知る人ぞ知るランチタイムもたまにやってて。美味くておすすめなんですよ。それに、きっと内装とか涼子さんが好きそうだなって思ってたから、いつか連れてこようと思ってました」
「ご無沙汰してます。晴さん元気でしたか?」
「おーおー元気って・・・あれ、そちらは?」
お店のマスターだと思われる男性の視線を感じ、慌てて頭を下げる。
「あ、同じ会社で働いてます三国涼子と言います。はじめまして」
「俺の先輩なんだ」
「そうかそうか。ゆっくりしてってくれよ。蒼太、いつもの場所でいいか?」
「お願いします」
そう言うと中村君はお店の奥にある窓際の席へと座った。
あれから中村君に連れてこられた場所は、
ビルの間にあって正直目立たないようなところにあるダイニングバーだった。
外は古びて見えたけど、中に入るとそのギャップに驚いた。
綺麗でとても洗練された空間だったから。
決して広くはないけれど、店内はお客さんで埋まっていた。
「こういうところ涼子さん好きでしょ?」
「え?」
「ここは俺が学生時代バイトしてたところなんです。基本夜だけなんですけど、こうやって知る人ぞ知るランチタイムもたまにやってて。美味くておすすめなんですよ。それに、きっと内装とか涼子さんが好きそうだなって思ってたから、いつか連れてこようと思ってました」

